ご高齢者の誤嚥・低栄養状態とは?お体に合った飲み込みやすい嚥下食も紹介します!

 

みなさま、こんにちは!

よしだ歯科受付の西川です

今日はご高齢者の誤嚥と栄養状態についてお話しします

ご高齢者のお体に合った嚥下食も紹介しますので

参考にしていただければ嬉しいです

 

高齢者に見られるお体の変化について

五感(感覚)の低下

食事をおいしく感じにくく、楽しみにくくなります。

味覚も低下してしまいますね。

 

筋力の低下

実は、正しい姿勢で食事をすることも

とても筋力を必要とします

上半身の筋力や、口の周りの筋力が必要ですね

もし、これらの筋力が衰えるとどうなるでしょうか

正しい姿勢で食事をできず、食べ物等が食道を通らず

器官に入ってしまう、誤嚥をしやすくなってしまいます。

 

口腔機能や咀嚼嚥下機能の低下

口腔機能の低下は、歯が欠けてしまう・取れてしまう

入れ歯が合わない・唇、舌の動きが悪くなる等があります。

そうすると、食べ物を噛み砕くことが難しくなります。

そして、嚥下機能の低下では

食べ物を食道に運びにくい移送能力の低下、

食べ物を、気管ではなく食道へ運ぶことが遅れる嚥下反射の遅延、

食べ物が喉の途中で留まってしまう咽頭残留等があり

誤嚥性肺炎を引き起こしてしまいます。

誤嚥性肺炎は、日本の死因の3位に

上がってきておりますので注意が必要ですね。

 

消化吸収能力の低下

胃液や消化酵素の分泌量が減ることで

食事をすることが負担になり、下痢・便秘を起こしやすくなります。

ここから、食欲がなくなり低栄養や脱水を引き起こす可能性があります。

 

これらが原因で、日常生活動作能力や免疫力の低下により

体を動かすことが減ったり寝たきりになる場合もあります。

では、食欲不振や、嚥下機能の低下にも繋がらない為には

どうすれば良いでしょうか

 

まずは、低栄養状態の早期発見と

個人に合った栄養ケアの必要もありますね

 

では、嚥下機能が低下したご高齢者に合った

食事はどのようなものがあるでしょうか

 

①適度な粘度があり、食べ物を形成しやすい物

②口の中や喉を通りやすい物

③べたべたせず、喉越しが良い物

④密度が均一な物

が、ございます

 

では、嚥下食ピラミッドに基づいて

具体的に食べやすい物から順に紹介していきますね

もしよければ、嚥下食の参考にしてみてください

嚥下機能が低下したご高齢者に合った嚥下食

 

喉をスムーズに通る物L0

・レモンティーゼリー

・サイダーゼリー

 

食物繊維が少なく粘膜に付きにくい物L1

・絹豆腐の海苔生姜あん

・豆腐の寒天風よせ

 

食物繊維が多く、少し粘り気があるものL2

※食べ物を舌で押しつぶしたり、噛み砕いて喉へ送ることができる方向け

・ほうれん草の胡麻風味ゼリー

・煮豆ゼリー

・豚の角煮ゼリー

 

上記にピューレ・ペースト・クラッシュ状の食品を追加L3

※生クリームや、ゲル化剤を混ぜるとまとまりやすい

・きなこペースト

・マスカルポーネのコービーゼリーがけ

 

柔らかくした食事(煮物や水分を含むもの)L4

・やわらか八宝菜

・ナスの中華浸し

・揚げ鯖のおろしポン酢

 

私たちも、お口の中から

みなさまの健康のお手伝いをさせて頂きます

例えば歯がない場合、入れ歯の相談にぜひお越しください

入れ歯で、噛むことをサポートできると

噛む力が衰えなく、飲み込む力も上がりますね

必要な栄養摂取ができるようになります

 

また、噛めない歯がある場合も

噛めるように治療しましょうね

歯がグラグラする歯周病も

プロの衛生士と一緒に治していきましょうね(*’ω’*)

 

全身の健康に繋がります(*’ω’*)

気になることがあれば、いつでもご相談にお越しください

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