歯茎にできもの!!その正体・できる原因、治療方法、放置すると・・・?

 

よしだ歯科 歯科医師の栄田です😄

さっそくですが、歯茎におできができた経験はありませんか?

実は、歯茎におできができることがあるのです。

そのおできの正体・・・気になりますね!

おできの名前は専門用語でフィステルといいます。

歯茎のできものの正体「フィステル」とは

フィステル(Fistel)とは根の先に溜まった膿の袋の出口です。

虫歯や外傷で神経が死んでしまったりすると、歯の根の先に膿が溜まります。

その膿の出口(フィステル)が歯茎にできたものが、おできの正体です。

フィステルは根の先に膿が溜まるとでき、破れて膿を出します。

出し終わると無くなり、また溜まると出てきます。

膿は臭く、口臭の原因にもなります。

怖いし、嫌ですね😖

歯茎のできもの「フィステル」ができる原因とその症状

では、正体が分かったところで・・・

次におできができる原因をお話しします🙂

フィステルができる原因

おできができる原因は・・・

  • 深い虫歯の治療をした際、神経を残したが耐えられずに神経が死んでしまった
  • 外傷で神経が切断されて、神経が死んでしまった
  • 歯の根が割れている
  • 歯周病

など色々あります。

 

フィステルを放置した場合

もしおできができてしまった場合

そのまま放置しておくとどうなるのでしょうか?

フィステルの原因である根の先にたまった膿の袋は、

大きくなり、周りの歯の根や根っこのまわりの骨を溶かしてしまいます。

長期間そのままの状態が続いたフィステルは、

根の治療だけでは改善が難しくなり根の一部を取る必要が出てきます。

また、膿は血液によって体の中に運ばれ、心臓の病気やアレルギーの原因にもなります。

 

フィステルの自覚症状

そして、最後にフィステルは自分で気づくことができるのでしょうか?

フィステルは痛みがほとんどないのですが、違和感はあります。

疲れたり、寝不足で体の免疫が下がった時に、

腫れや痛みが出ることがあります。

フィステルは出来たら、ほとんどは自然には治らないものです。

体の生体防御反応の一つで、治療をしなければいけないサインでもあります。

 

フィステルの痛みについて

フィステル自体が、根っこの先に膿が溜まったり、

炎症が起きている場合に、骨を溶かして

歯茎に膿の逃げ道ができるときに形成されるものです。

フィステルができる前は激痛を感じ、膿がたまって内圧が上がる為

フィステルが出来ると膿がフィステルから出ることで

内圧が下がり、痛みは少し落ち着きますが

痛みが取れただけで、原因がなくなったわけではありません。

 

ですので、

お口の中におできみたいなのがあるなと感じたら

すぐに歯医者さんに行くのをお勧めします❗👌🏼

何でも相談してくださいね😊✨

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