虫歯の原因は 砂糖 ? 歯垢 ? 細菌 ? 実はコレなんです!

こんにちは😊
箕面市 よしだ歯科
歯科衛生士の藤原です✨


6月に入りました🐌
学校や幼稚園の
歯科検診の時期ですね🦷

検診用紙に
虫歯のチェックが入っていないか
ヒヤヒヤしておられる
親御さんも多いのではないでしょうか?


ところで
虫歯の原因って
何だと思いますか??

砂糖?
歯垢(プラーク)?
虫歯菌?


実は
砂糖や歯垢、虫歯菌は
虫歯の直接的な原因ではないんなです‪💡‬

今回は虫歯になるメカニズムと
本当の原因についてお伝えしますね✨


歯垢(プラーク)について

歯垢(プラーク)って
一体何なのかご存知でしょうか?

食べかすと思われている方が
多いようですが
歯垢(プラーク)イコール虫歯菌の塊なんです!

細菌と細菌がお互いに
ネバネバした鎖のようなもので
強く結びついた膜状のもので、
バイオフィルムと呼ばれています。


実は…
排水溝のネバネバも
バイオフィルムの一種なんですよ😱


排水溝のネバネバって
熱湯をかけてもハイターをかけても
落ちませんよね?

バイオフィルムの表層の細菌は
殺菌薬(アルコールなど)で死滅しますが
深層の細菌には効きません。

落とすには
たわしやブラシなどでこすって
物理的に落とすしかないんです☝


歯垢(プラーク)も同じで
水でのうがいはもちろんのこと
アルコール含有のマウスウオッシュでうがいしても
落とすことはできません🙅🏻‍♀️

だから歯ブラシで
物理的に落とすことが大切なのです☝

 


砂糖

次に砂糖についてです🍬

砂糖=虫歯のもと
と言われているのには
2つの理由があります。


砂糖は人間にとっての
エネルギー源であるのと同様に
細菌にとっても大切なエネルギー源です‪💡‬

虫歯菌は砂糖を分解して
エネルギーにします🍚


その時
①不溶性グルカン
②酸
を生み出します。


①不溶性グルカン
は、歯垢(プラーク)のネバネバとした
結合を生み出す鎖の役目をします


②酸
は、歯のカルシウム成分を溶かします

 

つまり…


虫歯菌に砂糖を与えると

①砂糖を栄養にして虫歯菌が増殖し

②不溶性グルカンで虫歯菌同士が結びつき
歯垢(プラーク)となって歯の表面にくっつき

③酸を出して歯を溶かす

これが虫歯のメカニズムなのです☝

 

つまり
虫歯の直接的な原因は
虫歯菌や砂糖ではなく【酸】です!


酸をお口の中で生み出すのに
最悪の組み合わせが
虫歯菌と砂糖なのです!


虫歯菌だけがいても
栄養源がなければ増殖できませんし
鎖がなければ歯垢になって歯に付着できませんし
歯を溶かす酸を作り出すことはできません


また、


砂糖がいくらあっても
虫歯菌がいなければ
酸を出して歯を溶かすことはありません


さらに
歯の形や質
唾液の量や質
歯垢(プラーク)の停滞時間
などの要因が悪い方向に重なると
虫歯のリスクは倍増します💦

虫歯菌と砂糖を
同時にお口の中に存在させないこと

負の要因を排除すること

が、
虫歯予防の鍵なのです✨

 

では実際に
どのような予防方法があるのか、
続きは次回のブログでご紹介いたします😊

最後までお読み頂き
ありがとうございます😊