箕面市 よしだ歯科
歯科衛生士の藤原です✨
前々回は虫歯の原因について
前回は虫歯の原因別予防方法について
解説させて頂きました👓
今回はその続きで
虫歯の直接的な原因【酸】の
コントロールについて解説させて頂きます✨
おさらいになりますが
虫歯菌が砂糖をエネルギー源に増殖し
砂糖の分解物である不溶性グルカンにより
ネバネバの歯垢(プラーク)となって
歯の表面に定着し
砂糖の分解物である酸で
歯のカルシウム成分が溶け出す
これが虫歯のなりたちでしたね☝
つまり
歯は酸で溶けるのです✨
みなさんのお口の中は
通常pH6.8〜7.0の中性を保っています。
ですが
お食事により糖分を摂取すると
pHは酸性に傾きます。
歯が溶けだす臨界点はpH5.5とされており
pHが5.5よりも小さくなると
歯のカルシウム成分が溶けだします。
ですがここが人体の不思議✨
唾液の中の成分には
①pHを中性に戻す力
②溶けだした歯を再石灰化する力
が備わっています‼️
食後30〜40分程度で
お口の中のpHは中性に近づくといわれています。
体には自分で自分を守ろうとする機能が
予め備わっているんですね💡
ですが1時間おきに
何かを食べていたら
どうでしょうか?
ほとんどの時間
お口の中が酸性になってしまいますよね💦
間食しないし
ジュースも飲まないよ
と言う方も、実は要注意⚠️
実は・・・
水以外のほぼ全ての飲み物は
酸性なんです!!
歯が溶けだす臨界点のpH5.5以上の飲み物は
お水、お茶、コーヒー、牛乳、豆乳のみ!
中でも皆さまびっくりされるのが
炭酸水です。
炭酸水はpH4.6なので、
水分補給をすべて炭酸水で行っているという方は
要注意です💦
お酒🍻も要注意です⚠️
お酒といえばダラダラ飲みの代表格ですよね!
さらに酔っていい気分になって
そのまま寝てしまったりなんてことも…
歯磨きを忘れたり
面倒になってしなかったりすると
もう大変です😱
また、健康のための黒酢なども、
お酢=強酸なので要注意です⚠️
他には
逆流性食道炎やつわりで
胃酸がお口に上がってきてしまうことも
歯が溶けだす原因です💦
このように
意外と見落とされがちな酸のコントロール。
予防のためには
お水とお茶以外のすべての飲み物を
我慢しなければならないの?
そんな事はありません😊
お水を飲んだりうがいしたりすることで
お口の中が中性に戻る助けになります✨
おやつと同じように
時間を決めて摂取することもおすすめです!
お酒を飲んで
歯を磨かず寝てしまうという方には
電動歯ブラシがおすすめです!
美味しいものや趣味を我慢するのではなく
ほかの対策をとって楽しめたらいいですよね🍀
逆流性食道炎やつわりでの
胃酸逆流には、
やはりうがいやお水を飲むことがおすすめです!
おひとりおひとりの体調や趣味に合わせて
効果的な予防方法をお伝えさせて頂きますので
どんなことでもご相談くださいね😊
最後までお読み頂き
ありがとうございました😊